2022年紅白歌合戦に、28年ぶりに出場される篠原涼子さん。
自身の大ヒット曲『恋しさと切なさと心強さと』をセルフカバーし、『恋しさと切なさと心強さと 2023』を歌うと発表されています。
90年代の小室サウンドを代表する名曲が、どのようにアレンジされたのでしょうか?
そこで今回は、1994年の『恋しさと切なさと心強さと』と、2022年に発表された『恋しさと切なさと心強さと2023』の違いについて、調べてみました。
また、2022年なのに、なぜ『2023』なのかについてもお伝えします。
どうぞ最後までお付き合いください。
『恋しさと切なさと心強さと』は1994年のヒット曲

『恋しさと切なさと心強さと』は、
1994年公開のアニメ映画『ストリートファイターⅡ MOVIE』の主題歌として、タイアップしており、
映画のヒット共に、曲も大ヒットとなりました。
当時どれほど流行していたか、その輝かしい実績をご紹介します。
- オリコンシングルチャートで1位(1994年10月10日付)
- オリコン年間シングルチャートで3位(1994年)
- CD売上は、累計202万枚を超える大ヒット
- 当時女性ソロアーティストで初めてのダブルミリオン達成
- 「第36回日本レコード大賞」優秀賞など、数々の受賞歴あり
- 1994年紅白歌合戦に初出場
『恋しさと切なさと心強さと』は、1994年7月21日にリリースされ、
オリコンチャートで、
週間1位(通算2週)
月間1位(1994年9月、10月度)
年間3位(1994年度)
と、1994年のランキングを席巻したシングル曲でした。

当時、カラオケでもみんな歌ってたよね。
当時では、女性ソロアーティストとして、初めてのダブルミリオン作品(200万枚以上の売り上げ)となりました。
(その後、安室奈美恵さんの『CAN YOU CELEBRATE?』、宇多田ヒカルさんの『Automatic』がダブルミリオン達成しています。)
2022年のリメイクにあたり、篠原涼子さんは、
「恋しさと せつなさと 心強さと」は自分の人生を変えてくれた曲で、
引用:THE FIRST TIMES
小室哲哉さんがこの曲を与えてくださらなければ、この仕事をやってなかったかもしれないと思うくらい、小室さんに出会えて心から感謝しています。
『恋しさと切なさと心強さと』は自分の人生を変えてくれた曲
と話すほど、篠原涼子さんのその後の歌手、俳優としてのキャリアの礎となったことがわかります。


1994年、この曲の大ヒットから、篠原涼子さんは紅白歌合戦に初出場されました。



篠原涼子さんは当時21歳!
衣装もかわいくて、みんなの憧れだったよね。
『恋しさと切なさと心強さと2023』と原曲の違いは?


今回、小室哲哉さんと篠原涼子さんが再タッグを組み、2022年9月17日に『恋しさと切なさと心強さと2023』をリリースしました。
原曲『恋しさと切なさと心強さと』と、『恋しさと切なさと心強さと2023』を聴き比べ、
原曲と違うところ、同じところをまとめました。
- 小室哲哉がリアレンジ
- 篠原涼子が新たに歌い直し
- 歌詞は同じ
- キーも同じ
- 曲の長さも同じ
詳細を見ていきましょう。
原曲と違うところ


まず、小室哲哉さんが曲をリアレンジされており、原曲の昭和ディスコ風から、見事に現代風に変化しています。
小室さんのコーラスは、原曲より抑え目になっています。
篠原涼子さんの声は28年経っても艶があり、原曲より落ち着きがあり、重厚感を感じる歌声です。



そんな篠原涼子さんの歌声と、小室哲哉さんのアレンジがマッチして、まさに現代版『恋しさと切なさと心強さと』!!
原曲も今聞いてももちろん素晴らしいですが、
『恋しさと切なさと心強さと2023』は原曲を超えて、進化したバージョンだと言えます。
原曲と同じところ


原曲と同じところは、歌詞・曲のキー・曲の長さです。
曲の歌詞は、小室哲哉さんが当時の思い入れが強く、敢えて変えなかったようです。
また、28年経っても曲のキーを変えずに歌った篠原涼子さんの歌唱力にも注目です。
篠原涼子さんは昨今、歌手としての活動はほぼされていなかったにもかかわらず、
このキーを保ち、衰えることのない歌声と、声量を披露されたことに絶賛の声が集まっています。



1994年の大ヒットを知っている世代からすると、期待の声が大きいけど、期待の上を行くアレンジに感動する人が続出しているよ。
『恋しさと切なさと心強さと2023』2022年なのになぜ2023?


『恋しさと切なさと心強さと2023』は2022年9月17日にリリースされましたが、『2023』となっているのは何故なのでしょうか?
理由は、『恋しさと切なさと心強さと2023』は、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイター6」のイメージソングに起用されており、
このゲームが2023年に発売予定となっていることから、『2023』と付いているようです。



ゲームの発売に先駆けて、曲がリリースされたんだね。
こうして、リメイクされた『恋しさと切なさと心強さと2023』が披露され、28年ぶりに大きな話題となっています。
『恋しさと切なさと心強さと2023』はどれくらい売れた?


ところで、篠原涼子さんは28年ぶりの紅白歌合戦出場となりますが、『恋しさと切なさと心強さと2023』はそれほどヒットしたのでしょうか?
調べてみると、2022年9月17日付のオリコンデイリーデジタルシングルランキングで、1位を獲得していました。
『恋しさと切なさと心強さと2023』はCDのリリースはなく、デジタル配信のみで、
リリース日にオリコンランキング1位を獲得するほど、注目度が高ったと言えます。



紅白出場も納得だね。



紅白では、小室哲哉さんがピアノ伴奏で一緒に出演する予定だよ!
『恋しさと切なさと心強さと2023』まとめ
今回は、28年ぶりの紅白歌合戦出場が話題になっている篠原涼子さんの『恋しさと切なさと心強さと』原曲と、
『恋しさと切なさと心強さと2023』の違いについてお伝えしました。
28年経っても色褪せない名曲に、改めて小室哲哉さんのアレンジの素晴らしさと、篠原涼子さんの歌唱力に注目が集まっています。
当時を知る世代も、初めて聞く世代にも、心打たれる名曲であることは間違いないでしょう。
紅白歌合戦でお二人の姿を見ることができるのが楽しみですね。
篠原涼子さんと息子さんが似ているのか検証してみました。


また、工藤静香さんも24年ぶりに紅白出場されます。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。